田中 文城

私は幼いころから絵を描くことが大好きでした。あらゆるものの形や仕組みを観察しては模写し、頭の中にあるイメージや造形を紙いっぱいに埋めていました。絵を通して様々な物事に興味を持ち理解を深め、知的好奇心を満たす喜びを覚えていきました。今も絵を描くことは好きですが、ただ絵を描くだけでなくモノづくりやクリエイティブな分野にも興味を抱くようになり、大学では建築の設計を学ぶことになりました。大学で学んでいた建築の勉強は入学前に私が想像していたものとは少々異なり、自分のやりたいことを求めて学外の活動や留学などに手を伸ばしてデザインを学んできました。今思えば幼いころから新しい知識を得ることや想像を形にすることにより知らず知らずのうちにインプットとアウトプットを重ねてきており、今まで大学で学んだことや現在の仕事に通じるものだったように思います。

そんな私にとって様々な分野の専門家が集結している仁設計という環境は最適で、多岐にわたるノウハウや知識を習得することができ、また第一線で実践的な仕事に貢献できるこの場所は、まさに無限に広がる真っ白なキャンバスのようです。スポンジのように様々な事を吸収し、福岡を牽引するマルチな専門家となることが私の目標です。